親父とモモ

さて、自分が散歩してやれる犬が欲しいと願った親父の為、我が家にやって来たモモちゃん。



来た時は小さくて、まだ散歩どころではありませんでしたが、親父は未来の散歩パートナーと思ってか、モモのこと溺愛しておりました。



小さい頃のモモは首輪付けられたら歩かない子で、散歩の出来る頃合いに、ブリーダーさんが一週間ほど預かってくださって、お散歩訓練をしてくださいました。



晴れて、親父はモモとお散歩デビューしたのですが、長距離は歩けない&体調が悪いと散歩に行かないなど、色々とコンスタントに散歩する感じではないものの、行ける時は意欲的でした。



一番怖いのは、親父がモモのリードを離してしまうことで、コレはしっかりリードを持つように、親父には口を酸っぱくして言い含めましたよぉ。



当然、親父ひとりで散歩は無理なので、私があいを連れて、親父がモモを連れて、近くの広場まで散歩し、いったん親父とモモを自宅に送り届けてから、あいは少ない距離だと可哀そうなので、もう一度散歩に行ってました。



また、公園まで車で行って、公園を散歩したり、犬と行けるところにお出かけして、散歩したり、色々変化のあるコースに行けるようにしてました。



親父が行けない時は、

2頭引きで行ったり・・・。これが、色々と問題があって・・・・、後日談がありますが、それはまた今度。



親父は少しの距離でも、モモと散歩が出来ることを、それは嬉しそうにしてましたが、やはり心配なのは、親父がモモのリードを離しやしないかということ。。。



あいは万が一リードを外れても、逃げて行くことは無いという信頼関係があったけど、モモとはそういう信頼関係は・・・・無い!



それで、パラシュートの生地を使って作られたという、↑こういう形のリードを購入!!



リードの途中に緑色の袋が吊ってあるけど、その中には、万が一親父が行き倒れた時の為に連絡先とか必要なことを書いた紙が入ってる。



このリードだと、うっかりリードを離してしまうことはないし、万が一行き倒れても、モモは親父の体に繋がれているので逃げられない。



親父はひとりでは散歩に行かないものの、何があっても大丈夫なようにしておかないと、心配で仕方ない。。。



親父はモモが3歳の時に亡くなったので、そんなに長い時間では無かったけど、とても楽しそうだった。



ヘッダーの写真は親父の膝枕で寝るモモ



親父が望んで迎えたモモだけど、モモを迎えて良かったと思う。



なにより、親父は人生最後の願いをモモで叶えることが出来た。



そして、私は親父に親孝行がしてあげられた。



色々な意見があるだろうから、一概には言えないのかも知れないけど、私は犬が好きで良かったと思うし、親父も元は犬嫌いだったけど、晩年は我が家の犬を愛してて、親父にとっても幸せな晩年だったのではないかと思う。



犬と暮らすことは、本当に素晴らしいな・・・と思う。犬と暮らしていなければ、親父が犬を愛していなければ、私はここまでのことを親父にはしなかったと思うから。



親父の願いで我が家に来たモモは、今は母と私の心の支えであり、愛情の源です。



あいは親父より2ヶ月早く亡くなったし、あの時親父が「自分が散歩出来る犬が欲しい」と言わなければ、母と私はとても寂しかったと思う。



だから、親父にも、モモにも感謝してもしきれない。



ありがとう、モモのお陰で幸せです。(^ー^)



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